名称:コールマン石
化学式:Ca2B6O11・5H2O
産地:Boron, Kem Co., Califormia, U.S.A.
説明:
硼酸塩鉱物の中では比較的水に溶けにくいコールマン石です。ただ、熱湯には溶 けちゃうので、水に溶けない訳ではないそうです。この鉱物、実はウレックス石 やボラックスなどの水に溶けやすい鉱物から出来る、二次鉱物に似た鉱物なんだ そうです。まず塩湖が干上がってウレックス石やボラックスが出来ます。その後 気候の変化などで雨が多くなるとこれらの石が溶け、その溶液が堆積層などに浸 みていきます。そこで水分が少なくなった状態で結晶化するとこのコールマン石 になるんです。ちょっと面白い結晶ですね。最後に大きさですが、母岩を含めて 20×39×17mm、一番大きな結晶で10mm程になります。