名称:灰鉄輝石入り水晶
化学式:CaFeSi2O6 in SiO2
産地:Inner Mongolia, China
説明:
灰鉄輝石入り水晶を手に入れました。いわゆる『緑水晶』の一種ですね。それでは 説明をば。2013年頃に、パワーストーン界の重鎮、デビット・ガイガー氏によって 発見されて広く知られるようになった内モンゴル産のインクルージョン水晶で、氏 曰く、『非常にパワーが強い』そうです。まぁ、僕は『パワー』とかに興味が無い ので、その辺の説明は他サイト様に譲ります。『ヘデンバーガイトクォーツ』と銘 打って売られていますが、灰鉄輝石の英名はスウェーデンの化学者、ヘーデンベリ (Hedenberg)に因んでいるので、最も正しい発音は『ヘデンベルガイトクォーツ』 になるかと思われます。灰鉄輝石は透輝石のマグネシウム(Mg)が、鉄(Fe)に置き換 わった鉱物で、両者は連続固溶体を形成します。なので、写真の石の灰鉄輝石にも 透輝石が混ざっているのかも知れません。水晶の形はとてもバランスが良く、結晶 面もシャープで頭もシッカリしています。結晶標本としてもかなりの良品ですね。 最後に大きさですが、19×17×26o程になります。