名称:自然オスミウム
化学式:Os
産地:北海道深川市鷹泊雨竜川
説明:
自然オスミウムを手に入れました。白金族元素の1つですが、しばしばイリジウム(Ir) を含む合金として産出します。写真の塊りもイリジウムと、同じく白金族のルテニウム (Ru)を含み、その割合はおよそ5:4:1です。実際にはごく微量に鉄(Fe)も含まれて いるのですが、1%以下なので詳しい割合は省略します。オスミウムとイリジウムの合 金の様な塊りなので、つい最近までは『イリドスミン』と呼ばれていましたが、1991年 に呼び名のルールが変わり、最も多く含まれる元素の名前を使用する事になりました。 なので、写真の塊りは『自然オスミウム』となります。産状ですが、金と同様に岩石中 に結晶化する場合と、砂状となり川などから採れる、いわゆる『砂白金』として採れる タイプが有りますが、写真の塊りは雨竜川で『砂白金』として採れた物です。オスミウ ムの結晶は六角板になるそうなので、是非結晶でも手に入れたいですね。最後に大きさ ですが、直径で1o程になります。