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自然テルル 自然テルル(結晶のアップ)

名称:自然テルル
化学式:Te
産地:Emperor Mine, Vatukoula, Viti Levu, Fiji
説明:

ちょっとレアな元素鉱物、自然テルルを手に入れました。が、結晶(なのか?)が小さ過ぎ
てよく分からないので、テルルと思われる金属光沢部分のアップ(右写真参照)も撮ってみ
ました。それでは自然テルルの説明をしましょうか。テルルは熱電変換素子やガラスの着
色剤として使用される、いわゆる『レアメタル』の1つですが、単体で産出するのは稀で
す。金との化合物、或いは、テルル酸化合物として産出します。そして『テルル』という
ちょっと変わった名前の由来は、1798年にドイツの科学者クラプロートに発見された時、
地球のラテン語名『Tellus』に因んで名付けたからだそうです。テルルの地殻に含まれる
割合は0.02ppm(0.000002%)程しかないというのに『地球』と名付けるとは・・・なんと
も面白い由来ですね。ちなみに、このテルルには毒性があります。経口摂取すると呼気や
汗がニンニクに似た悪臭を放つという・・・なんとも嫌〜な毒性です。最後に大きさです
が、全体で12×11×17o程、テルルは一番大きな結晶で1o程です。      
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