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鉄ばん柘榴石

名称:鉄ばん柘榴石(Almandine Garnet)
化学式:Fe3Al2(SiO4)3
産地:Bella Vista Claim mine, Mitkof Island Wrangell, Alaska, U.S.A.
説明:

柘榴石の中でも1番多く産出する鉄礬柘榴石です。宝石用にカットされているガーネット
はこの鉄ばん柘榴石か苦ばん柘榴石(パイロープ、Pyrope)です。鉄ばん柘榴石は鉄とアル
ミニウムが主成分になっています。この鉄がマグネシウムやマンガンに置き換わって別の
柘榴石になったり、中間種になることもあります。鉄ばん柘榴石は24面体の結晶が普通
ですが、写真の結晶は24面体と12面体の結晶面が合わさっていて、36面体の結晶に
なっています。正確に数えたわけではありませんが。英名アルマンディンの由来ですが、
小アジアの産地より名付けられたAlabandicusがAlmandineへ変化したのだそうです。それ
にしても黒いですね(^-^; ホントにこれがガーネットだとは思えないくらいです。これで
も光を当てると意外に綺麗なんですけどね。聞くところによると宝石クラスの鉄ばん柘榴
石はインドなどの限られた地域でしか取れないんだとか・・・ちなみに結晶の大きさは直
径7mmです。                                  
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