名称:ニッケル華
化学式:Ni3(AsO4)2・8H2O
産地:Laurium, Attika, Prefecture, Greece
説明:
ギリシャ産のニッケル華を見つけました。左の写真、右上の緑色結晶がニッケル華 です。左の写真では小さすぎて判別しづらいので、右に拡大した写真を載せておき ます。拡大してもよく分からない小さな結晶ですね(^-^; 右の写真の中央部分から 放射状に結晶したようです。長さは約3mm。この裏側にも1mm以下の小さな放射状 結晶がいくつか付いてますが、小さ過ぎて綺麗に撮れないので、その写真は載せま せん。ニッケル華はコバルト華の親戚で、ニッケルとコバルトが任意の割合で混ざ ります。両者の中間体も存在するとの事ですが、僕はまだ見たことがありません。 ニッケル華はその名前通り、ニッケル鉱床の酸化帯に咲く花のように見える事から 名付けられました。特徴は何と言ってもこの鮮やかな『緑色』です。緑鉛鉱の緑を 更に鮮やかにした感じですかね。ホントにいい色してます♪最後に大きさですが、 母岩全体で25×32×19mm程になります。