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玻璃長石(サニディン)の結晶

名称:玻璃長石(サニディン)
化学式:KAlSi3O8
産地:Introngay, Fianarantsoa, Madagascar
説明:

玻璃長石(サニディン)の結晶を手に入れました。玻璃長石はマグマが急激に冷やされ、
高温状態のイオン配列でそのまま結晶化した、高温型正長石です。低温型は普通の正長
石で、特に透明度の高い物は氷長石と呼ばれますが、氷長石は正長石の亜種であるとい
う意見もあります。ちなみに、玻璃長石は生成の過程から大きな結晶、綺麗な結晶には
ならないのですが、マダガスカル産の本鉱は大きな宝石質結晶です。ただ、この結晶は
2002年に高温型の『玻璃長石』である事が確認されたばかりで、それまでは低温型の正
長石だと言われてきました。正長石より玻璃長石の方がややナトリウム(Na)に富む程度
で成分はほぼ同じですし、写真の通り、見た目で言えば正長石っぽいので勘違いされて
いても不思議はないですね。最後に大きさですが、18×13×23o程になります。
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