名称:トリリチア雲母
化学式:KLi1.5Al1.5AlSi3O10(OH, F)2
産地:Minas Gerais, Brazil
説明:
トリリチア雲母の結晶を買ってきました。六角板が積み重なったピンク色の柱状結晶 が本鉱です。トリリチア雲母と聞いて、「リチア雲母じゃないの?」と思われる方も 多いでしょうが、一般的に流通しているリチア雲母は写真と同じ、トリリチア雲母な のだそうです。リチア雲母は2015年に分類が見直され、写真の本鉱とポリリチア雲母 とに分けられました。その違いはリチウムの含有量で、トリリチア雲母よりもポリリ チア雲母の方がより多くのリチウムを含んでいるのだそうです。現在、リチア雲母と いう名称は、トリリチア雲母−ポリリチア雲母系列の総称として使用されています。 トリリチア雲母とポリリチア雲母の間は連続的で、中間組成で結晶化する事が多く、 よりリチウムに富む結晶をポリリチア雲母、リチウムの少ない結晶を本鉱としている 様です。最後に大きさですが、25×17×20o程になります。