名称:チンワルド雲母
化学式:KLiFe2+Al(ALSi3O10)(F, OH)2
産地:Jose Pinto Mine, Conselheila Pena, Minas Gerais, Brazil
説明:
チンワルド雲母のクラスターを買ってきました。写真の褐色六角板結晶が本鉱です。 それでは説明を。チンワルド雲母は1845年にチェコの『錫の森』と言う意味の『チン ワルド(Zinnwald)』の雲母が新種と認められ、その土地の名前より命名されました。 現在では独立種ではなく、ポリリチア雲母とシデロフィライトの中間種という扱いに なっているので注意が必要です。日本では滋賀県田ノ上山などで産出します。田ノ上 山ではチンワルド雲母によく似て、紫色の雲母が産出しますが、それは鉄がマンガン (Mn)に置換された益富雲母だそうです。ちなみに、益富雲母は独立種だそうですよ。 あと、緑色の六角柱結晶は燐灰石です。最後に大きさですが、全体で41×49×21o程 になります。