名称:ペイナイト
化学式:CaZrBAl9O18
産地:Mogok, Myanmar
説明:
世界で最も希少な石の1つ、ペイナイトです。2001年までわずかに4つしか原石が 見つからなかったと言えば、その希少さが分かってもらえるでしょう。で、何故そ んな希少な石を手に入れられたかと言えば、『この石の鉱床が見つかったから』と いう、極々当たり前な理由です。なんでも、2005年の中頃にミャンマーでペイナイ トの鉱床が見つかり、その後、世界中に出回るようになったそうで。今では割と簡 単に手に入る模様です。ただ、ルースはまだまだ少ない、と言うか、ルースに加工 できる結晶が少ないようで、写真のルースも0.05ctと言うレアストーンの中でも小 さな割りに結構な値段がしました。ちなみに、このルースの色は赤茶ですが、最も 一般的なのは黒色で不透明。不純物が多いほど黒くなります。純粋なペイナイトは 無色透明で、クロム(Cr)・バナジウム(V)・鉄(Fe) などの微量金属イオンによって 赤〜茶色になります。ちなみに、最も価値が高いとされるのは『バラ色で透明なも の』だそうですよ。