名称:水酸燐灰石(Hydroxy Apatite)
化学式:Ca5(PO4)3(OH)
産地:Sapo Mine, Goiabeira, Minas Gerais, Brazil
説明:
ソロバン珠の様な形をした黄緑色の結晶が水酸燐灰石です。水酸燐灰石は 人や動物の骨と同じ成分で、天然での産出は少ない希産鉱物です。しかし その希な産出のせいか、資料が少ないんですよねぇ。これが水酸燐灰石で ある事は、間違いがないのです。が、フッ素燐灰石の仮晶なのか、元から 水酸燐灰石として結晶化した石なのかが分かりません。僕は、元から水酸 燐灰石として結晶化した石ではないかと思ってます。と言うのも、フッ素 燐灰石は六角柱状結晶になる事が多く、ソロバン珠の様にはならないから です。六角板状結晶のフッ素燐灰石なら産出するのですが、こちらは本当 に板状結晶で、ソロバン珠の様な六角形じゃないんですよねぇ。あくまで 僕の勝手な考えなので、正確さの保障はありません。あしからず。最後に 大きさですが、全体で16×27mm、一番大きな結晶で6×9×3mm程に なります。