名称:紫石
化学式:MnPO4
産地:Sandamap(b), Karibib, Erongo, Namibia
説明:
希少石の紫石を買ってきました。名前の由来はズバリ『紫色の石』から。実に シンプルな命名です。他にもいろいろ紫色の鉱物は存在する訳ですが、この石 の名前が登録されるまで『パープライト』が無かった事にも驚きを覚えます。 さて、石の説明をしましょうか。紫石はアメリカ、ノースカロライナ州が原産 地です。リチオフィル石(LiMnPO4)の2価だったマンガンイオンが3価となり リチウムイオンが放出された二次鉱物として産出します。で、ですね、この石 の元となるリチオフィル石がそもそも希産鉱物らしくて、その二次鉱物である 紫石は更に希産なハズですが・・・紫石の入手はそれほど難しくないのが現状 です。と言うのも、とある市場で注目された事がきっかけになり、紫石の知名 度が上がったんです。その為、希産鉱物なのに手に入りやすいという、何だか よく分からない状況に陥ってしまったという・・・ま、コレクターにとっては 有りがたい事です。最後に大きさですが、全体で37×23×24oになります。