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マンガン重石の結晶

名称:マンガン重石
化学式:MnWO4
産地:Mundo Nuevo, Huamachuco, La Libertad, Peru
説明:

タングステン酸塩鉱物の1つ、マンガン重石を買ってきました。一見すると
柱状結晶の様に見えますが、板状結晶の平行連晶・・・というか集合体?と
でも呼ぶべき塊りです。そして、ご覧の通り、殆ど真っ黒です。マンガン重
石は赤褐色半透明のハズですが・・・もしかして鉄重石?とか思ってます。
ちょっと地域は違いますが、ペルーでは見事なマンガン重石が産出する事で
有名なので、そちらと間違えた、という可能性も無きにしも非ず。まぁ、今
はラベル通り『マンガン重石』としておきます。さて、そろそろ説明をば。
マンガン重石はマンガンのタングステン酸塩鉱物です。マンガンと鉄は置換
しやすく、どんな割合でも固溶体を形成します。マンガンが80%以上であれ
ば『マンガン重石』、鉄が80%以上で『鉄重石』、その中間体は『鉄マンガ
ン重石』と呼びます。マンガン重石は板柱状に結晶化し、1方向に完全な劈
開があります。鉄重石、鉄マンガン重石もほぼ同様の性質を持ちます。とい
う訳で、肉眼では判別し辛いんですよね。だから写真の石もマンガン重石で
有る可能性がない訳でもないので・・・まぁ、取りあえず、マンガン重石と
いう事で。最後に大きさですが、20×30×9o、28.88gになります。 
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