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ローズ石の結晶

名称:ローズ石
化学式:Ca2(Co , Mg)(AsO4)2・2H2O
産地:Bou Azzer, Morocco
説明:

モロッコ産のローズ石を手に入れました!赤紫色が綺麗な、透明結晶の
クラスターです。以前紹介した中間体のコバルト(Co)が多くなった鉱物
です。中間体よりも色鮮やかで、明るくなった様な感じですね。名前の
由来はベルリン大学の鉱物学者ガスターブ・ローズ(Gustav Rose)教授
から。綺麗な薔薇色が由来という訳ではないんですねぇ。由来がローズ
教授なので、和名もローズ石が一般的に用いられますが、ローゼ石また
はローゼライト、ロゼライトなどと呼ばれる事もあります。本鉱は単斜
晶系ですが、酸素原子と水で形成される八面体がひしゃげると、三斜晶
系で同質異像の別鉱物、βローズ石になります。また中間体の頁でも説
明しましたが、コバルトよりマグネシウム(Mg)が多くなると、ウェンド
ウィルソン石になります。ローズ石、βローズ石そしてウェンドウィル
ソン石はいずれも赤紫色をしていて、肉眼での判別は難しいそうです。
最後に大きさですが、一番大きな結晶で3o程、全体で34×22×18o程
になります。                          
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