名称:ウェンドウィルソン石〜ローズ石
化学式:Ca2(Mg , Co)(AsO4)2・2H2O
産地:Bou Azzer, Atlas Mts., Morocco
説明:
え〜、紹介が難しいのですが・・・ウェンドウィルソン石とローズ石の中 間体です。上の化学式の中で、コバルト(Co)の割合がマグネシウム(Mg)よ り多くなるとローズ石、マグネシウムが多くなるとウェンドウィルソン石 と呼ばれるのですが、写真の石はコバルトとマグネシウムが同量含まれて いるのだそうです。僕のデジカメはこの手の色の鉱物を苦手にしているよ うで、写真写りが悪いのですが、実際にはコバルト華の様な鮮やかな紫色 をしています。そもそもこの産地はコバルト華、コバルト方解石、ウェン ドウィルソン石やローズ石などが共産しているそうです。きっとコバルト が豊富なのでしょうねぇ。だから写真のような中間体も産出すると言う事 なのでしょう。最後に大きさですが、母岩が15×20×30mm程、一番 大きな結晶で5mm程になります。