タイトル画像



曹灰長石 ラブラドライト レインボームーンストーン ルース

名称:曹灰長石(ラブラドライト)
化学式:Ca(50-70%)Na(50-30%)(Al,Si)AlSi2O8
産地:Bekily, Madagascar
説明:

曹灰長石(ラブラドライト)のルースを手に入れました。それでは説明をば。アンデシン亜灰長石の中間の成分、具体的には曹長石を40%、灰長石を60%含む鉱物です。純粋
な曹灰長石は無色透明ですが、カナダのラブラドール半島で採れた虹色に光る『ラブラ
ドレッセンセンス効果』が出る石が有名ですね。写真の石はどちらかと言えば純粋な曹
灰長石に近いもので、一般的に『ホワイトラブラドライト』と呼ばれる事が多いです。
ただ、写真の様に見事な青いラブラドレッセンスが出る石は『ブルームーンストーン』
という名で流通する事も有ります。また、写真の石と同じマダガスカル産は青以外にも
様々な色の光が浮かぶために、『レインボームーンストーン』と呼ばれます。しかし、
元来ムーンストーンはアルカリ長石グループの石ですので、曹灰長石を『ブルームーン
ストーン』と呼ぶのは間違いと言わざるを得ません。名前の由来は、上述のカナダ、ラ
ブラドール半島から。1770年にラブラドール半島で発見された事に因みます。でもです
ね、この石は独立種とは認められていないんです。だから『斜長石の一種』というのが
学術的に一番正しい呼び方になってしまうのです。最後に大きさですが、6×8o程、
1.47ctになります。                              
トップページへ戻る  1つ前に戻る